150年もの間、同じ技法を守り続ける「クラシックフライパン」 クラフトマンシップが脈々と受け継がれる国、ドイツ。その誇り高き職人たちが150年もの間、変わらぬ手法を守り続けている「ターク社」のフライパン。無駄のないシンプルなつくりは、熟練の職人がひとつひとつ手間暇かけて作りあげる鉄製の逸品。ずっしりと硬く、そして使い込むほどに馴染んでくるこれらの厚いフライパンは、抜群の熱伝導と熱保持、ムラのない火のまわりが自慢です。あらゆる食材をおいしく仕上げる実用性の高さに、ドイツ職人魂が宿っています。 中でも注目したいのが「クラシックフライパン」シリーズ。元となる鉄の塊(銑鉄)を高温で真っ赤に熱し、何度も何度もたたき上げ鍛造することで一層堅剛な1枚の板にし、少しずつ成形していきます。驚くことにこの手法は、150年もの間、変わらぬ技法で作られています。かなくななまでに守り続けるこの手法には、使い勝手の良さ、食材の旨みの引き出し方を熟知しているからこそのこだわりなのです。 使う前の準備「焼き慣らし」の方法 フライパンに油をなじませるため、最初に「焼き慣らし」が必要です。 1 中性洗剤で洗い、ストーブトップやコンロで乾かしたあと、フライパンを十分熱し、植物油を入れます。 2 油がフライパンの表面にまんべんなく行き渡ったら、ジャガイモ、またはジャガイモの皮、キャベツなどの野菜くずと塩小さじ1杯を入れて炒めます。 3 野菜がこげ茶色になり、フライパンが黒っぽくなり始めたら、布などで油をフライパン全体に馴染ませ火からおろします。中身を捨ててフライパンを熱湯でゆすぎ、よく乾かしたら完了。 使用後のお手入れ 定期的なお手入れが、サビを防ぎます。 1 使用後、しばらくぬるま湯につけ、やわらかいスポンジ(金属不可)で不着した食材などを取り除きます(クラシックフライパン、ロッジ製品は中性洗剤使用可。他は洗剤を使用しないでください)洗い流した後、ストーブやコンロの上で水分を飛ばし乾かします。 2 乾いたあと、調理器具が温かいうちに植物性油を全体に薄く塗ります。布やお好み焼き用の油引きなどを使用します。 |